忠犬ライフ 01

静かな田舎に、一人の老婆が孫娘と忠犬と暮らしていた。冬の始まりの日、老女は息子夫婦が帰ってくるのを心待ちにしていた。ところが、息子夫婦が到着すると、孫娘を都会へ連れ戻し、一緒に暮らそうと言い出した。孫娘は怒って出て行き、人身売買業者に誘拐された。一家があちこち探し回る中、行方不明の少女につながる痕跡を発見したのは、忠実な飼い犬だった。犬はしつこく家族に合図を送り、必死の捜索の道しるべとなった。